細菌学講座では医学的成果の還元のために、様々な研究が行われています。下記が進行中の臨床研究となります。
「レプトスピラ症の迅速診断法の開発」
この臨床研究はレプトスピラ症を早期発見するための診断法の開発を目的としています。レプトスピラ症の確定診断には時間と高度な専門技術が必要とされているのが現状です。また、レプトスピラ症の臨床診断は難しいため、医療現場では特異性及び検出感度の高い、簡便迅速な診断キットの開発が期待されています。早期発見、早期治療は重症化を防ぐための重要なポイントであるため、細菌学講座では本研究を行っています。
本研究では、沖縄県衛生環境研究所と共同研究を行っており、沖縄県衛生環境研究所より尿検体の提供を受けています。レプトスピラの検査が行われた患者さんの尿とデータを匿名化した上で、新規タンパク質の研究を行います。本研究で収集されるデータには個人情報は含まれないように配慮しております。本研究の成果により、臨床現場でレプトスピラ症が迅速に診断可能になることが期待できます。
本研究では、個別にインフォームド・コンセントを受けるかわりに、研究対象者が研究への参加を拒否する機会を保証します。本研究の対象となる患者さんで、研究への協力に同意を頂けない方は、下記までご連絡お願いいたします。なお、同意の有無が今後の治療などに影響することはありません。
拒否の意思表示を受け付ける窓口
実地責任者:トーマ クラウディア
琉球大学 大学院医学研究科 細菌学講座
〒903-0215 沖縄県西原町上原207番地
TEL:098-895-1124
FAX:098-895-1408
E-mail: claudia@med.u-ryukyu.ac.jp
沖縄県衛生環境研究所(外部サイトへリンク)