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  • 博士課程前期

    博士課程前期における教育では、教室の研究を底上げする要素と位置づけ、医学および保健学・看護学領域のみならず、理学、工学、農学、高等専門学校(高専)等さまざまな領域から人材を受け入れたいと考えております。自然科学系実験の進め方、データの解釈の仕方、論文解釈等関連情報の収集法、論文のまとめ方、適切な実験倫理などの習得に重点を置く考えです。また卒業後の進路指導等にも配慮する所存です。

     

    博士課程後期

    次のような資質を備えた博士(医学)を育てることを目標としたいと考えております。病原細菌についての幅広い知識を有する事、感染症疫学の理論と実践を高いレベルで理解する事、沖縄県の特性を活かした研究のみならず東南アジア全体を俯瞰する研究に昇華できる事、英語によるコミュニケーション能力を有する事、高い倫理観を有していること。現在、「コレラ菌の病原因子群の解析」という実験分析的手法、および「ベトナムにおける小児下痢症の起炎微生物の網羅的解析」という疫学解析的手法の双方を主な研究テーマとして実施しております。博士(医学)学生に対して、実験分析的手法というミクロの視点、および沖縄県内や東南アジア地域における疫学解析的手法というマクロの視点という異なる視点からの論文を一編ずつ出版できるよう指導したいと思います。

     

    • H29.7.11 沖縄感染免疫シンポジウム2017 Okinawa Symposium on Immunology & Infectious Diseases 於:基礎研究棟1階セミナー室

      発表者(東、高江洲、米本、中西、村瀬、西田)

       

      H29.6.27 Okinawa Research Project Seminar Place: 1F Basic Medical Sciences Building

      Development of strategies for controlling Leptospirosis

      Speakers ( Hisako Kyan, Tai A. Do, Sharon Y.A.M. Villanueva, Claudia Toma )

      H29.2.23 感染症セミナー 於:基礎研究棟1階セミナー室

      発表者(山城、大野、松崎、新川、トーマ、Tuan)

       

      H29.1.23 沖縄感染症研究拠点形成促進事業 公開講座 於:ネストホテル那覇

       

      H28.8.14 沖縄感染症研究拠点形成促進事業 於:沖縄県立博物館・美術館

      夏休み自由研究イベント「蚊・ネズミによってかかる世界の病気を知ろう」

       

      H28.7.29 沖縄感染症研究拠点形成促進事業 第1回研究推進委員会 於:ネストホテル那覇

       

      H28.6.13 リサーチセミナー 於:基礎研究棟1階セミナー室

      大西真先生(感染研:病原細菌の微小進化)、 中村昇太先生(阪大微研:感染症ゲノミクス・メタゲノミクスの最前線)

      • 文部科学省科学研究費補助金

        平成28年-31年 科学研究費補助金 基盤研究 (A) 

        「ベトナムにおける下痢症の研究」 山城 哲

        平成27年-29年 科学研究費補助金 基盤研究 (B)

        「インフラマゾーム活性化機構の新機軸」 鈴木 敏彦(H27年東京医科歯科大学へ異動)

         

        科学研究費補助金 基盤研究 (C)

        「病原性レプトスピラによる上皮細胞感染戦略」 トーマ クラウディア

         

        「動脈硬化の革新的治療薬開発のための基盤研究」 高江洲 義一(H28年熱帯生物圏研究所へ異動)

        平成26年-28年 科学研究費補助金 基盤研究 (C)

        「腸炎ビブリオエフェクターVopQによるカスパーゼ-1活性化抑制機構の解明」 比嘉 直美

         

        公的機関からの補助金

         平成28年 研究プロジェクト推進経費(戦略的研究推進経費)戦略プロジェクト

        「熱帯・亜熱帯感染症の病原性の解明および制御に関する研究」 山城 哲

        平成27年-31年 日本医療研究開発機構: AMED

        ベトナムにおける感染症制御研究・開発プロジェクトの分担課題 「下痢症感染症」  山城 哲 (代表者: 森田公一 長崎大学)

        平成27年-29年  沖縄県 沖縄感染症研究拠点形成促進事業(感染症媒介生物研究分野)

        「動物媒介製感染症対策の沖縄での施策提言とネットワーク形成に関する研究」の分担課題「沖縄で多発する細菌感染症レプトスピラ症:げっ歯類持続感染機構の解明」 トーマ クラウディア

         

        民間機関からの助成金

        平成29年 公益信託 宇琉麻学術研究助成基金

        腎臓受容体キュビリンと病原性レプトスピラの結合性の解析 トーマ クラウディア

        平成29年-30年 公益財団法人 テルモ生命科学芸術財団

        「A study on the simple and efficient detection of intestinal protozoa using Loop-mediated Isothermal Amplification (LAMP) method」  岩下 華子

        平成26年  公益信託宇流麻学術研究助成基金

        病原性レプトスピラの外膜タンパクLMB216の構造機能解析」 トーマ クラウディア

        • テスト

          • 研究内容 山城哲

            「ベトナムに於ける下痢症の研究」

            ベトナムにおいて、農村コミュニティを基盤とした全年齢層に渡る前向きの下痢症疫学研究を行う。軽症‐重症下痢症例を含み、下痢原性細菌、胃腸炎ウイルス、下痢原性原虫を標的とした広範な下痢原性微生物の検出を試みる。ベトナム農村部では、ヒトと家畜との生活環が重なり、人獣共通下痢症が発生する土壌があるため、ウシ、ブタ、家禽等の糞便からも下痢原性微生物の検出を試み、人獣間における伝播の実態を分子疫学的に解明する。ベトナムでは様々な起炎微生物により下痢が起こる。下痢によりどのように腸内細菌叢が攪乱されまた回復していくかを各種下痢原性微生物において解明する。気候・文化の異なる北部、中部、南部ベトナムに拠点を置き、ベトナム全土を網羅して下痢症の外部環境および内部環境を踏まえた全容の解明を試みる。

            “Comparative genomic analysis of CTXΦ region of Vibrio cholerae pathogenic strains isolated in Asia in 1946-1992”

            Vibrio cholerae serogroup O1 and O139 have potential to cause outbreaks and have been reported to cause 6 pandemics. One of the most important pathogenic regions of V. cholerae is CTXΦ that carries cholera toxin (CT) gene and several relevant genes. The CTXΦ region has been believed to consist of one copy each of RS2 satellite phage portion and CTX core portion, however, a recent paper indicated that the CTXΦ region seems to be a wide variety in structure. Comparative genomic analysis was made in order to determine the structure of the CTXΦ region of V. cholera pathogenic strains isolated in several areas of Asia in 1946-1992. Fifty V. cholera strains, consisting of 12 serogroup O1 biotype classical strains, of 27 O1 biotype El Tor strains, and of 11 serogroup O139 strains, were used in the study. Both O1 classical and El Tor strains were isolated in Asia including Japan, in the period of 1946-1992 for classical strains, in 1956-1962 for El Tor strains, and in 1992 for serogroup O139 strains. Southern blotting was made to estimate the copy number of the CTXΦ core, and PCR was made to complement results obtained by southern blotting, and categorized into several groups to choose a strain representing each group. A PCR was conducted to amplify the CTXΦ region on both chromosome 1 or 2. In order to estimate the structure of the CTXΦ region of each representative strain, Sanger sequencing, PCR with combination of gene specific primer sets were performed. Next Generation Sequencing (NGS) (HiSeq) was performed to enrich data. Data was analyzed by CLC and Vector NTI software.

             

            研究内容 仲宗根昇

            「天然素材からの病原細菌のもつ病原因子抑制製剤の抽出」

            本研究の目的は、病原細菌のもつ病原因子の働きを抑えるような成分を海産物や植物から見つけだし、創薬の手掛かりとするとともに、その抑制機構を解明することであらゆる病原微生物に広く適応できる抑制方法を構築することである。具体的には、病原菌としてコレラ菌、下痢原生大腸菌、エルシニアなど消化器系病原菌を対象とし、これらの箘の毒素産生抑止、エフェクター分泌抑制効果などを培養細胞、電気泳動、PCRなどを使用して明らかにしていく。

             

            研究内容 トーマ クラウディア

            「病原性レプトスピラの発症と持続感染のメカニズムの解明」

            病原性レプトスピラは多くの哺乳動物に感染し、腎尿細管で増殖し尿中へと排出される。ヒトは、この尿との直接的な接触、あるいは尿に汚染された水や土壌との接触により感染する。沖縄県での患者発生は他県に比べて多く、河川でのレジャー等により集団発生が起きており、本県の生命線である観光産業へ大きく影響するものとして懸念されている。

            細菌学講座では本菌の病原因子の同定とその機能解析を行い、レプトスピラ症に対するワクチン開発や迅速診断法の開発の手がかりとなる基礎的知見の確立を目指す。これまでに、自然免疫系細胞のマクロファージ機能に着目し、病原性レプトスピラがマクロファージに貪食後、ファゴソーム内で生存できることを明らかにした。現在、レプトスピラの研究が多方面に発展しており、トランスポゾン挿入変異体ライブラリーを用いた解析、DNAマイクロアレイを用いた解析やマウス感染モデルを用いた腎臓持続感染機構の解析を行っている。

             

             

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